親となるメダカをケースに10匹程度を飼育します。通常、卵の孵化は温度にもよりますが9日程度かかります。 (夏場など温度が高いと日数は短くなります)
メダカの産卵は朝方で、卵をしばらく体につけています。 その後夕方にかけてその卵をホテイ草などの水草にからませ付着させます。
一週間ほどホテイ草を放置しておくと根に卵がたくさんつきます。
水を入れたケースに1週間分の卵の付いたホテイ草を移すと早いものは次の日ぐらいから孵化が始まり1週間から10日でほとんどの卵の孵化が終わります。あとは5日ほどしたら餌をあたえます。早く育てる為に餌は多めににあたえます。 餌を多く与えると、早く水質が悪くなるので週に一度、半分程度の水換えが必要です。
親たちは、ほぼ毎日卵を生みホテイ草の根に卵をつけようとしますが、卵がうまく付かなく底に落ちてしまうことがあります。これが一週間分となればかなりの数です。しかし、孵化しても親に食べられてしまう可能性がありかわいそうです。
この対策としては1日前に水を汲み置きしたケースに(カルキ抜きをすれば汲み置きは不要です)親だけを移す事で、底に沈んだ卵たちも100%孵化しますので、より多くの稚魚たちが誕生します。
メダカを別の水槽に移す際はカルキ抜きはもちろんですが水温、水質をゆっくり慣らしてあげてください。
餌を多く与えると、早く水質が悪くなるので週に一度、半分程度の水換えが必要です。 緑色の水になりますがメダカは元気です
室内飼育 お客さんからよく聞くのが「メダカを飼っているんだけど、よく死んでしまう。なんでだろう。」というお言葉。よくお話を聞くと、そういう方のほとんどが室内でインテリアのようにきれいなメダカを鑑賞して楽しんでいらっしゃるようです。以下に室内での飼育のポイントを挙げておきます。
•ろ過装置を付けて水質を安定させる •餌のやりすぎも水質を悪化させるので注意! •できるだけ窓に近い場所に置くか、照明をあてる。 ろ過装置や照明もなく室内で飼育しているとメダカは弱ってしまいます。かわいいからついつい餌も日に何度もあげてしまったりすると食べ残した餌やメダカのフンが増加するので、ろ過装置は必要です。また、窓辺に置くことにより紫外線による殺菌作用も期待できます。場所が確保できないのであれば照明をつけるようにしてください。
産卵について 気温・水温が上がり日照時間が長くなれば屋外と同様に抱卵します。しかし卵の数が少なく、無精卵も多いようです。孵化させて数を増やしたいのであれば、屋外での飼育をお勧めします。
注意 水は綺麗でも餌を食べない時は半分水換えしましょう。