メダカの飼育で欠かせないものといえばバクテリアです。バクテリアは、水槽内でどのような働きをするのでしょうか。
バクテリアの働き
通常バクテリアは、水の中にいて有害な物質を食べて水槽を安定させています。例えばアンモニアという物質はメダカの排泄物や食べ残しの餌から発生しますが、メダカにとって有害な物質でもあります。このアンモニアをバクテリアが亜硝酸という物質に分解してくれるのです。亜硝酸はさらに硝酸塩というメダカに無害な物質になり、水槽内の水質が一定の状態で保たれるのです。バクテリアはろ過フィルターの中に生息するため、ろ過フィルターによって分解してもらう必要があります。バクテリアが繁殖するのに1ヶ月程度かかるので、2週に1度、1/3程度の水換えが必要です。
バクテリア繁殖に必要なもの
バクテリアは、メダカの糞などから発生するアンモニアを餌にして繁殖します。新しく設置した水槽の水にはバクテリアがほとんど生息していないので、パイロットフィッシュとして少量のメダカを入れ、バクテリアを増殖させます。餌を与え続けることで、バクテリアが増え水質が安定します。また、バクテリアの繁殖には定着できる場所を確保する必要があります。濾過フィルターや黒玉土などは、バクテリアが定着しやすいため、よく取り入れられています。
バクテリアは餌になる
バクテリアはミジンコやゾウリムシの餌となり、ミジンコやゾウリムシはメダカの稚魚の餌となります。メダカの稚魚は体が小さく、大きな餌は食べられません。稚魚用の餌もありますが、栄養抜群の餌である、活き餌のミジンコやゾウリムシがおすすめです。その中でも特にミジンコは、稚魚の餌になるだけではなく水槽をきれいにしてくれます。
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