近年メダカブームが沸き起こり、多くのブリーダーさんの努力で変わり者から綺麗なものと、どんどんと作出されていますね。
素人だからといって新種の交配が出来ない訳では有りません。メダカは組み合わせ次第で勝手に交配が進むのが楽しいところです。
まずは交配したいメダカを、それぞれオス1メス1の組み合わせで2組用意します。
(例:交配したいメダカが楊貴妃と幹之の場合、楊貴妃のオスと幹之メス1組 楊貴妃のメスと幹之のオス1組 計2組用意します)
この時、1ペアですから2リットル程度の容器でよいかと思います。孵化させる卵は1ペアで2~3日で産まれた分の数で良いかと思います。
なぜなら最初の子供は親に似たような2種類が出来てきます。なので最初の子は沢山育てるよりも、少ない数に絞り手間がかからず早く成長させるほうがいいです。
生まれてきた子供達は上手く育てると1ヶ月半から2ヶ月位で卵を産むようになります。
F1(最初の子)の子供達同士で親と同じように オスとメス、メスとオスの2組、そして今度は同じ色個体同士でオスとメス、メスとオスの2組 計4組用意しましょう。
また2~3日分位の卵の数を孵化させます。F2(2代目の子(孫))が卵を生むようになるのが大体9月初旬頃です。
これからが大事ですよ。当然、この組み合わせで生まれてきた固体は現時点でまだ変わった個体はあまり出ていないかと思います。
9月になり生まれて来た子供は夏に比べると水温も下がり、餌を与えてもさほど成長はしません。春に生まれた子は2ヶ月ほどで大きくなったのですが、
秋に生まれた子供達はあまり成長しないまま冬越しとなります。当然小さい個体は冬の厳しさで死んでいってしまうものも出てきます。
冬の寒さを乗り越えた子達はゆっくりと成長するためか、初めて変化が起きる固体が出てきます。
ここで変化の起きた子供たちは良くも悪くも沢山いると思うので、今度は種類を分けて出来るだけ多くの親でどんどん子供を増やしてみましょう。
新種の交配はまだまだ進化中です。みなさんも楽しくメダカの交配にチャレンジしてみましょう。