水質が安定しメダカが卵を産み始めると、いよいよ楽しい稚魚たちの育成に入っていきます。
メダカのメスは朝方卵を産みますが、しばらくはお尻部分に付いたまま泳ぎ回りそのうちホテイ草などの根元付近に付けます。
この卵は水温の高い低いで異なりますが25度前後だと9日~10日ほどで孵化が始まります。
稚魚はとても小さく可愛いのですが、悲しいことに親サイズの個体がいると生まれたばかりの稚魚たちは食べられてしまいます。
そのため、卵が産まれたら別のケースへと避難させてあげなければなりません。
方法としては卵を産ませる為に用意した産卵巣もしくはホテイ草を、産み始めたケースに1個だけ浮かせます。何匹かのメスたちは毎日卵を産み付けていきます。
目安として1週間程度産ませたら用意しておいた別のケースに水道水を溜め、その中に入れて下さい。
すると数日で孵化が始まり、2週間もすると大量の稚魚たちが誕生してきます。
さて、ここまできてやっと可愛い稚魚たちのお世話が始まります。生まれたばかりの稚魚たちはとても小さいので食べられる餌がありませんね。
だいたい1週間もすると餌をたべられるようになりますが親に与えてる餌の大きさではまだ食べられません。
稚魚でも食べられるパウダー状の餌を1日に2~3回ぐらいほんの少しずつ与えていきます。
餌をやりすぎてしまい、食べ残しが出ると底に沈んで水質悪化の原因となり、せっかく産まれたた稚魚が死んでしまいます。
餌の量は少しずつ、そして適度な水替えが必要です。